タイトル 知りたい!

H11.06.21発信


VOL. 9 食中毒の予防法は?
  ママ  梅雨の季節に入り、湿度も気温も高い環境では、食品も傷みやすくなっています。
 外食での食中毒も要注意ですが、家庭でもできる予防法って、どんなことでしょうか? 台所や家庭習慣を見直してみたいですね。
 




◆ 食中毒って、どんなもの?! ◆
ママ  この季節になると、食べ物が腐っていないか、とても気がかり。 ついつい感に頼ってしまうけれど・・・
 食中毒ってどんなものをいうのかしら。
店員  食中毒には、フグや毒キノコなど、 そのものが持っている特有な毒による「自然性食中毒」などの他に、 日常発生しやすいサルモネラ菌・病原大腸菌などの細菌による「細菌性食中毒」があります。
 食中毒にかかると、腹痛・嘔吐・下痢・発熱などの症状の胃腸障害が出るといわれています。
 ここでは、「細菌性食中毒」について、考えてみましょう。


◆ 食中毒 防御チェック! ◆
店員  今から、家庭でできる食中毒の防御チェックをしてみましょう。

買い物時のチェック
食品の消費期限を確認していますか?
玉子・冷蔵・冷凍食品などを最後に買いますか?
肉や魚の汁が洩れないようにビニールに入れていますか?
 
買い物後のチェック
玉子・冷蔵・冷凍食品などをすぐに冷蔵庫に入れていますか?
冷蔵庫の中は詰めすぎていませんか?
 
調理時のチェック
調理の前に手を洗いますか?洗った手でうっかりペットをさわっていませんか? 台所の様子のイラスト
野菜やなまものを切る時に、まな板を使う順番を考えていますか?
肉や魚を切った包丁・まな板を清潔にしていますか?
調理台に肉汁や魚汁がこぼれていませんか?
室温で自然解凍して、 ついつい時間が経ってしまったという経験はありませんか?
解凍したけれど、「やっぱり今度にしよう」と思って、再び冷凍することはありませんか?
玉子料理をする時、玉子を割ったまま放置していませんか?
おにぎりを握る時にラップを使いますか?
 
後始末のチェック
ふきんは清潔なものを使っていますか?時々熱湯消毒をしていますか?
残った食品は冷めてから冷蔵庫に入れていますか?
包丁の柄(え=握る箇所)も丹念に洗っていますか?

 いかがですか?結構ルーズにしている事って多いのではないでしょうか。
 現代人は、菌に対する抵抗力、免疫力が弱いと言われています。 基本的な予防法なので必ず行なってください。
 具体的に説明してみましょう。
 

◆ 買い物時のチェック! ◆
店員  あらゆる商品に、賞味期限・消費期限が表示されていますが、 この季節、玉子の賞味期限には特に気をつけたいですね。
 この賞味期限の表示義務づけは、サルモネラ菌などが増殖し始める前に、 消費するよう促すのが目的です。
 感染している玉子の確率は低いそうですが、とにかく玉子は(1)ひび割れたものは買わない (2)冷蔵保存する (3)割ったらすぐ調理 (4)十分な加熱 を心掛けることが大事です。
 
ママ  菌は目に見えないから恐いわね。 生たまごは放置しないようにしなくっちゃあ・・・

◆ 冷蔵庫のチェック! ◆

店員
店員のイラスト
 買ってきた食品をすぐに冷蔵庫に入れるのは勿論のこと、 庫内の温度チェックをしたいものですね。
 ご存知の通り、詰めすぎはよくありませんね! 冷蔵庫 10度以下、冷凍庫 −15度以下に維持することが大切です。
 でも、細菌は死滅するわけではありませんよ。早めに食べましょう!

 

◆ キッチングッズのチェック! ◆
店員  ママさんは、台所用品について、どんなことに気をつけていますか?
 
ママ ママ  やっぱりよく使う包丁・まな板やフキンなどは清潔に心掛けていますよ。
 でも、包丁の柄って、そんなに意識して洗っていなかったわ・・・ 気をつけなくっちゃあ。他にはどんなことに注意したらいいのかしら?

店員

 あと特に菌が増殖しやすいのが、食器を洗うスポンジ自身、 そしてゴミを捨てる三角コーナーでしょうか。 魚の内臓には細菌や寄生虫がついていることがあるので、 ゴミは水分をよく切ってこまめに捨てましょう。 熱湯や漂白剤での消毒なども必要ですね。

 また、木製のへらやしゃもじなどは、水分を含みやすいので、 きっちり乾燥させてから保存しましょう。




ママ  毎日のことで、ついついルーズになっていることが多かったわ! 細菌が活発化するこの季節、家族の健康を預かる主婦としては気が抜けないわね。
 台所が清潔か再チェックしてみます。 また、「古いかなあ・・・」と思ったら、食べないことも大事なことですね。 できるだけ無駄をなくし、こまめに買い物に出かけるようにします。




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