知りたい！商品知識＆生活知識

Ｈ11.02.21発信

VOL. 5	古紙のリサイクルって？
	ゴミのこと、排水のことなど環境問題が叫ばれているこの頃。いつも気になるのが、身近にある紙。ついついゴミ箱にポイっと捨てるけれど、リサイクルできるなら、もう一度紙の命を蘇らせたいんですが・・・

◆ 家庭の３大ゴミって？ ◆
おじいちゃん	今の時代、物が豊富で、贅沢すぎるんじゃあ。ゴミもあふれているし、どうにかならんかのう・・・
おばあちゃん	そうですねえ・・・わたしらの時代には物は少なかったけれど、その分生活の知恵も使っていましたね。　買い物に行く時は、家から買い物かごや風呂敷きをもって行きましたし、お店の包み紙は古新聞でしたね。紙類のゴミは家の庭で燃やしましたし・・・その中で出来上った焼きいもは最高でしたね！
ママ	確かに、最近ゴミの量が膨大で、その中でも紙・残飯・プラスチックは家庭の３大ゴミと言われているらしいわ。　その紙類のゴミの半数以上はダンボール箱、紙袋や包装紙、牛乳パックなどの容器よ。　リサイクルしたら、空気も汚さないし緑も守れるのにねえ。
◆ リサイクル水準がアップ？ ◆
店員	日本全国で捨てられる年間の紙のゴミ量は、東京ドームの約120倍といわれています。　ママさんが言われるように、ゴミの中には再生できるものがたくさんあります。日本製紙連合会という所では、製紙原料に占める古紙のリサイクル水準を現在の約50%から、もう少しアップさせるよう計画を打ち出しています。　例えば、下の図のように、小学校の給食に出る200mlの牛乳パック100枚からは、約5個分のトイレットペーパーが再生できます。　古紙を使って、商品を作るということは、その分資源の木・グリーン・木の命を守る事ができますね！

◆ 私にもできることがある！ ◆
おじいちゃん	それは、イイことじゃのう・・・わしらも、もっと協力して自然を守っていきたいもんじゃ。　ところで、紙といってもいろいろあるが、リサイクルに適さない紙もあるのかのう・・・
店員	イイご質問ですね。加工紙の中には適さないので、再資源として不適当なものもあります。　例えば、防水加工紙や樹脂加工紙、油紙、他には写真、感熱紙、紙コップなどです。　古紙を分別する作業はとても大変です。リサイクルに出す私たちが気を付ける事で、作業を円滑にできることがたくさんあるそうです。 ●セロハンなどを使用した窓付き封筒は、セロハンを取る。 ●クリップ、ホッチキス針などの金物は取り除く。 ●ダンボールなどに貼られている送り状や粘着テープは取り除く。などです。

ママ	私たちにもできることがあるって、うれしいことだわ！　資源をゴミにしてしますか、リサイクルして再利用するかは私たちの意識によるのね。　お母さん！母としても、子供たちにの将来のために家庭のゴミを再チェックしてみましょうね。
◆ エコマーク・グリーンマークを見つけて！ ◆
おばあちゃん	そうしましょう。それと・・・思うんだけれど、もうひとつ大切な事がありますね。　古紙などでできたリサイクル商品を使う事ね！せっかく商品になっても、それを買う人が少なければリサイクルは成り立たないものね。エコマークやグリーンマークなどのついた商品を買いましょうね。

	エコマーク　生活の中で環境を汚さない、環境を改善できる商品と認定されたものです。「私たちの手で地球環境を守ろう」という気持ちがシンボルマークになっています。
	グリーンマーク　古紙を有効に利用して森林資源を守り、緑豊かな暮らしを育むシンボルマークです。　学校などでマークを集めると、苗木などがもらえます。

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