タイトル 知りたい!

H11.01.21発信


VOL. 4 冠婚葬祭時の のし袋の使い方は?(後編)
★★ 長寿祝・お見舞い・弔事など ★★
  ママ  私たちのお付き合いでの中で、欠かせないのが冠婚葬祭ですね。
 後編では、日頃お世話になっている両親の長寿祝いや、 お知り合いの方へのお見舞い、突然の訃報時の熨斗(のし)書きについて教えてくださいね。




★ 長寿祝いは いつするの

ママ

 数え年61歳に還暦のお祝いをするのは知っているのですが・・・
店員  還暦は、“赤ん坊に返る”という意味があり、従来は子供たちが赤いチャンチャンコを贈る習慣がありました。 最近では、赤い色の実用品や趣味のものを贈るようになっています。
 温泉・旅行を楽しんでもらったりするために、お金を包むこともあります。 その場合などは、金銀または紅白の水引(蝶結び・あわび結び)の、のし紙・のし袋を使います。
 他には下記のような長寿祝があります。
【長寿祝の表書き】
祝還暦・寿・還暦(かんれき)御祝・・・数え年61歳のお祝い
祝古希・古希(こき)御祝・・・・・数え年70歳のお祝い
祝喜寿・喜寿(きじゅ)御祝・・・・・数え年77歳のお祝い
祝傘寿・傘寿(さんじゅ)御祝・・・・・数え年80歳のお祝い
祝米寿・米寿(べいじゅ)御祝・・・・・数え年88歳のお祝い
祝卒寿・卒寿(そつじゅ)御祝・・・・・数え年90歳のお祝い
祝白寿・白寿(はくじゅ)御祝・・・・・数え年99歳のお祝い

ライン


★ お見舞い時は のしを付けない

ママ

 お友達が入院したのですが・・・病気のお見舞いなどで気を付けることは?
店員 お見舞いのし袋  お見舞いの金封は、紅白の水引(結び切り)のものを使います。 あわび結びも使えます。【右写真は あわび結び】大事なことは、のしをつけてはいけない事です。

 災害見舞いは、のしも水引もつけずに白い封筒を使います。 表書きは「災害御見舞・火災御見舞・台風御見舞・地震御見舞など」 とします。被害を知ったら早く届けましょう。

ライン


★ 訃報をうけたら・・・

ママ

 宗派によって表書きが違うんでしょ・・・
店員 お見舞いのし袋  不祝儀袋の水引は、黒白が一般的ですが、黒と銀、黒銀白などあります。 のしはつけません水引は結び切りです。
 表書きは、仏式、神式、キリスト教式で、 それぞれ違いますので気をつけましょう。
 共通に使える表書きは、「御霊前」だけです。
 不祝儀袋で蓮の花の模様が入ったものがありますが、 これも仏式の場合だけで神式、キリスト教式には使いません。
仏式の告別式・・・・・御霊前・御香典・御香料
神式の告別式・・・・・御霊前・御神前・玉串料・御榊料
キリスト教の告別式・・御霊前・御花料・御ミサ料(カトリックのみ)

店員  また、法事には黄色と白の水引の不祝儀袋が多く使われます。
 表書きに「御仏前」とするのは仏式の法事のときで、 四十九日の法事からです。「御供」とするのが無難でしょう。

ママ  知らない表書きのルールも結構あったわ。
 気持ちはあっても、作法を知らずに失礼なこともしていたかも・・・ 少々反省しています。まだまだ知りたいことがいっっぱいあるので、 これからもよろしくお願いしますね。




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