タイトル 知りたい!

H10.11.21発信


VOL. 2 オーガニックフーズって?
  ママ 最近、オーガニックという言葉をよく耳にしたり、 スーパーで見かけることもありますよね。
自然の恵みを受けて身体にイイものみたいだけれど、 いったいどんな食品なんでしょうか?




『オーガニック(organic)』は、次のように定義されています。
1.3年以上無農薬、無化学肥料の畑で栽培されたこと。
2.第三者による検査を受けて有機栽培と認定されていること。
(海外各国では、オーガニックに関する法律、制度があります)
3.栽培から加工に至るまでの全ての工程で化学的処理や合成添加物等を使用していないこと。


消費者  わかるような、わからないような・・・
 そんな厳しい審査を受けたものなら安心な食べ物なんですね?

店員
店員
 日本では、農林水産省が有機栽培に関する表示ガイドラインを設けていますが、 残念ながら法制化されておらず公的な認証機関がありません。
 そのため、農薬を少し減らしただけでも「有機栽培」と称している場合があるそうです。 皆さん消費者が本当の有機栽培食品を口にすることは、 今のところとても難しいことかもしれません。

消費者

 そんな規制なら、あってもなくてもよさそうですねえ・・・
店員  いえいえ、欧米では徹底しています。 例えばアメリカでは、上記の定義どおり栽培・生産された商品を「オーガニック」と認定する機関が、 民間、州政府の機関を合わせて50近くあります。
 フランスでも、農業大臣許可の独立した有機栽培認証機関があり、 その機関でのみオーガニックを証明することができます。 それだけに表示に対する信用度も、日本とは全く違うと思います。
 そんな訳で日本の大手食品メーカーの中には、 わざわざ欧米の機関でオーガニックの証明をとるところがでてきています。
 近い将来、日本でももっと積極的に、オーガニックの基準作りに取り組んでいった方がいいのではないでしょうか。
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●オーガニックは身体にも安全なことであると同様に、 地球環境にもやさしいのです。
●オーガニック農業は手間暇かかり、費用も多くかかります。 消費者がこのオーガニックフーズを多く利用するこにより、 農薬や化学肥料の使用の少ない商品がたくさんでき、 土壌、川などの汚染を防ぐ手助けになることでしょう。
 オーガニックが環境保護につながることも心にとめておきたいですね。


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