H11.11.21発信 |
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VOL.14 | 忘れていた静電気到来!? |
体も乾燥してカサカサする寒い季節になると、
ドアを開ける時なんかにパチパチッ!ときて、ヒヤッとさせられる静電気が起こるのう。 わしらみたいに年をとると、ヒヤッ!ドキッ!とすることが、 体にこたえるんじゃあ。 静電気の正体とやらを教えてほしいのう・・・特に静電気の防ぎ方を聞かせてほしいなあ。 そしたら、もっと安心して長生きできるじゃろう・・・アッハッハア!! |
◆ どんな時に静電気を感じる? ◆ |
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おじいちゃん |
みなさんはどんな時に静電気を感じるんじゃろう? |
店員 |
ほんと静電気はイヤですねえ。「静」の電気ときけば、おとなしそうな電気のようですが・・・ よく聞くのは、洋服を脱ぐ時やおじいさんと一緒でドアノブを握る時、 車のドアを開けようとした時などですね。 女性なら他に、スカートがまとわりついたり、髪の毛をとかす時毛が逆立ったり、 とさまざまですよ。 |
おじいちゃん |
ふむふむ。言われてみれば、どれも聞いたことがあるわ。 一体その静電気というのはどんなものかねえ・・・ |
◆ 静電気の正体ってなんだろう?! ◆ |
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店員 |
物と物とが接触・摩擦することで静電気は発生します。
物同士が摩擦することで、それぞれが「帯電」つまり、電気を帯びます。
これが静電気といわれるもので、
女性が体験するスカートのまとわりつきや髪の逆立ちは、
プラスに帯電したものとマイナスに帯電したものとが引き合うために起こる現象です。
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◆ 冬に起こりやすいのは、どうして? ◆ |
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店員 |
静電気は、湿度の低い11月頃から3月頃まで、よく起こります。 湿度の高い状況なら、空気中の水分に逃げていくべき静電気が、 冬になると、空気も乾燥するので、逃げ場を失います。 寒くなると汗をかかないということも要因となります。 そんな訳で、静電気を帯びた体で金属などにさわると、 いっぺんに電気が流れ、私たちは軽いショックを感じます。 |
おじいちゃん |
ふむふむ。なんか人間関係と似とるなあ・・・
人と人も触れ合えば、摩擦も起こるからなあ。
それが時々爆発するのも静電気の仕業かのう。ハッハッハ! ということは、冬は特に気をつけないとなあ・・・ |
◆ うまく防ぐ方法は? ◆ |
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店員 |
おじいさん、面白いこと言われますね。そのとおりかも・・・ その嫌な静電気もちょっとした裏ワザで防ぐことができるんですよ。 |
おじいちゃん |
なんか・・・湿気、つまりだなあ水分がキーポイントになっているようじゃが・・・ 聞かせてくれんかねえ。 |
店員 |
わかりました。お教えしますよ。 おじいさんのおっしゃるとおり、だいたい水分がポイントですね。 ★髪の毛の逆立ちは、スタイリング剤を使い水分を補給することで、 問題解消です。 ★スカートなどのまとわりつきは市販の静電気防止剤を使いましょう。 ★静電気の量は摩擦するものの種類で変わります。 実験結果によると、重ね着するなら同じ種類素材のものを、そして、 合成繊維より綿などの天然繊維のものを着た方が電気を溜めないそうです。 ★ドアノブを握る前に、ショックを感じない爪の先で触れて、体に溜まった静電気を逃します。 ★車のドアに触れる時も、同じ要領で、まずキーの先で触れ、静電気を逃します。 ★こまめに手を洗うこともお勧めです。 ここで、忘れちゃあいけないのものがありました。 体に溜まった静電気は、ふつう足の裏から地面に逃げるんですが、 靴下や靴を履くことでそれができなくなります。そこで、 ★裸足が理想的ですが、そうもいかないので、靴を履くなら、 靴底がゴムより皮を選んでください。靴下も綿がいいかなあ。 |
おじいちゃん |
ようわかったわい。ありがとうよ。お陰で久しぶりに、昔習ったことを思い出したわい。 |
店員 |
いろいろ申しましたが、最後にちょっと静電気の味方?!をしておきます。
あまり好印象をもたない静電気ですが、私たちの身近では、
ドラムに静電気を発生させ、カーボンの粉であるトナーを紙に吸着させることで印刷するコピー機、
プレンターに利用され、モップとしても利用されています。 まあ、知恵をしぼって上手に付き合っていきたいですね。 |
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